JBCCホールディングス【9889】の配当性向



配当性向とは?


過去10年減配したことがなく配当性向の高い、
株主還元に積極的な企業があります。

とはいえ、中には赤字に転落してしまっている企業もありますから
配当だけで企業を選ぶというのも考えものです。

しかしながら、配当性向にバラツキのない企業おすすめできます。

なぜなら、配当性向が安定しているということは
純利益が安定している可能性が高いからです。

さらに言うと、配当が高いということも手放しでは喜べないことです。

なぜなら、・・・・・
その企業が今後、成長しないかもしれないということを意味しているからです。

企業が配当をするのは、自分が株主のお金を預かり続けて
事業投資に回すよりも、株主に還元したほうが、
株主のためになると考えているからです。

もちろん、短期的な視点にたった株主にとって配当はうれしい贈り物です。

ただやはり、投資というものは、本来、長期的視野にたって、
価値を創造しつづける企業に投資することだと思います。

では、企業の配当の妥当性を見るにはどうすればいいのでしょう?

それは、その企業の資本の効率性をあらわす ROE と、
企業が生み出した利益のうち配当に回す割合を示す
配当性向のバランスを見ればいいのです。

ちなみに
ROE = 利益 ÷ 株主資本、
配当性向 = 配当 ÷ 利益 の式で表されます。

企業は、自社の ROE (資本効率)が高ければ、
配当はしないで事業にお金を回したほうが株主のためになるし、
逆に ROE が低いのであれば、
配当して株主に還元したほうがいいということになります。

そうなると問題となる企業が二つあります。

ひとつは、 ROE が低いにも関わらず配当性向が低いケースです。

これは、資本効率の悪い企業が内部にお金を溜め込んでしまっている
企業の場合で、このような企業はその眠っている資金を狙った買収に
あう可能性もあります。

もうひとつは、 ROE が高いにも関わらず配当性向が高いケースです。

こちらは、ビジネスモデルや戦略にもよると思いますが、
一般的には株主に還元するよりももっと事業に投資をして
さらに稼ぐほうが長期的には株主にとって喜ばしいのです。

普段、私たちは単に業績のよい企業に投資すればいいのだと
勘違いしてしまいがちですが、本当によい企業とは、
事業戦略と資本政策をうまく組み合わせている企業なのです。

ですから、「配当を出せ!配当を出せ!」というのではなく、
お互いの理解を深めてゆくことが、企業にとっても株主にとっても
メリットのあることなのかも知れませんね。


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